そのぎ茶について | コラム | そのぎ茶 - 尾上製茶

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そのぎ茶について

そのぎ茶について

TEA
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そのぎ茶とは

そのぎ茶について

そのぎ茶は、長崎県東彼杵町で古くから作られているお茶で、長崎県全体のお茶生産量の65%を占めています。
茶葉の形状が丸いため、玉緑茶(たまりょくちゃ)、またはグリ茶と呼ばれており、正式名称では「蒸し製玉緑茶」と言います。
茶葉が丸く緑色の艶が深いため、香りや旨みが強いという特徴を持ちます。また、急須の中でゆっくりと茶葉が開きながら旨みを抽出していくため、そそぐたびに味や香りが変化し、最後の一滴まで楽しめます。

そのぎ茶ブランドは、全国茶品評会で高評価を得ており、「農林水産大臣賞」「産地賞」 日本一を受賞しております。

長崎県東彼杵町

そのぎ茶について

長崎県一のお茶の産地•東彼杵町は大村湾に面しています。昼夜の寒暖の差が大きく、霧が立ち込めやすい気候で、茶畑からも見える大村湾からは海の香りが漂います。土の水はけも良く、「美味しいお茶づくり」に大変適した場所であり、古くからお茶の栽培が盛んです。

栽培方法

そのぎ茶について

栽培方法には、日光をさえぎって育てる「かぶせ茶」と自然に近い環境下で育てる「露地栽培」があります。

かぶせ茶は、摘み採る前の茶葉に寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる布を被せて栽培され、被覆栽培と呼ばれます。
遮光することにより、茶の樹が精一杯がんばるため、葉の中のアミノ酸類やうま味の素のテアニンが増えます。テアニンは日光を浴びるとカテキンに変化する性質がありますので、遮光するとこの変化が抑制されて苦みや渋みの素のタンニン(カテキン)が露天栽培より少なくなります。
味の面では被覆栽培のお茶の方が路地栽培に比べてうま味とか甘みが強くなり、苦みや渋みが少なくなります。また被覆すると「覆い香」と云われる青のりのような香りがついて、クロロフィルが増えるので葉の色の緑色が鮮やかに濃くなります。

栽培方法について詳しくはこちらをご覧ください。

製法

そのぎ茶について

そのぎ茶はじっくり時間をかけて茶葉の芯まで高温で蒸す製法で作られており、「蒸し製玉緑茶」と呼ばれます。蒸し製玉緑茶の特徴であるまが玉のような丸みを帯びた形状は、回転する機械の中でクルッと丸まって形作られます。渋味が少なくまろやかな味わいのそのぎ茶が出来上がります。

製法について詳しくはこちらをご覧ください。

茶葉の品種について

そのぎ茶について

茶葉にはいろいろな品種があり、採る時期も様々です。
そのぎ茶にも様々な品種が使われており、尾上製茶では、「雅」はさえみどり、「澄」はやぶきた、「晴」はおくみどりをメインにブレンドしています。

茶葉の品種について詳しくはこちらをご覧ください。

淹れ方について

そのぎ茶について

冷たいお茶と温かいお茶では、含まれている成分に違いがあり、味も変わります。
また、お湯の温度によっても味は変化します。

おすすめの淹れ方は、商品や好みによって変わってきますので、様々な飲み方を是非お試しください。

お茶の淹れ方について詳しくはこちらをご覧ください。

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